AIアバターとの対話、鏡と映像がとけあう空間、そして自分自身が“データ化される”体験。
大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン null²(ヌルヌル) は、
落合陽一さんがプロデュースする「命を磨く(Forging Lives)」をテーマにしたアートと科学の融合空間です。
この記事では、私が実際に体験した ダイアログモード の入場から体験までの流れ、
予約方法・アプリ登録の注意点、館内の演出、ショップの様子までを詳しくご紹介します。
■ パビリオン概要とテーマ
テーマ・コンセプト
null²(読み:ヌルヌル)は、メディアアーティスト・落合陽一さんが手がけるシグネチャーパビリオンの一つで、テーマは「Forging Lives(命を磨く)」。
“デジタルとフィジカルの境界があいまいになる”ことを体験を通して感じてもらうために設計されています。
建築設計は建築事務所 noiz が担当。
外壁には「鏡膜(ミラーメンブレン)」という特殊な素材が使われ、風や光、ロボットアームによって常に形を変えています。
外から見ても、まるで呼吸しているように揺らぐ鏡の外観は圧倒的。
予約方法と3つの体験モード
予約方法
null² は 完全予約制 のパビリオンです。
また、8月以降は一部時間帯で「ウォークスルーモード」が開放され、予約なしで館内を歩ける時間(14:30〜15:30)もあるそうです。
※内容は変更されることがあるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
null²の体験モード
体験には「ダイアログモード」「インスタレーションモード」「ウォークスルーモード」の3種類があります。
モード | 内容 | 所要時間 | 予約 |
---|---|---|---|
インスタレーションモード | 鏡と映像のアート空間を鑑賞 | 約10分 | 不要(先着制あり) |
ダイアログ | 自分の声・顔を使ってAIと“対話” | 約40分 | 要予約・アプリ登録 |
ウォークスルー | 通路から鑑賞のみ | 約1分 | 不定期解放あり |

入場〜体験までの流れ(ダイアログモード体験記)

専用アプリのインストール
受付でQRコードを読み込み、Mirrored Body® という専用アプリをダウンロードインストール。

登録時に「3Dスキャンの全身登録」画面が出てきますが、現地ではスタッフから「不要です」と言われました。どうやらスキャンを出来る人がいなかったようです。コレをスキャンして登録するとダイアログモードで選ばれる可能性があります。
登録を終えて列でさらに待機、スタッフの案内で順に入場。
入場すると、まず「靴を脱いで袋に入れてください」と言われ、黒い不織布袋が渡されます。裸足で鏡面の床を歩きます。
鏡と映像の中で──“自分がデータになる”体験
最初の部屋に入ると、360°が鏡張りの世界。
床も壁も天井も反射していて、どこが現実でどこが映像なのか一瞬わからなくなります。
中央には鏡のオブジェのような構造物があり、そこに言葉や映像が投影されます。
時折、鏡面が揺れたり、光が波のように動いたり。
まるで空間そのものが生きているような不思議な感覚でした。
少しして、登録した私の 名前と顔が鏡に浮かび上がった瞬間、思わず息をのんでしまいました。
AIが私の声や表情をもとに“もうひとりの自分”を生成してくれているようで、
「自分のデータが作品の一部になった」感覚が強く残りました。
ただ、立ち位置によっては映像が見づらい場面もあります。
特に中央ブロックの前に背の高い方が立つと視界が遮られるため、前方を確保しておくのがおすすめです。
鏡と映像が融合する「ぬるぬる」した空間体験
入場すると、まず靴を脱いで黒い不織布袋に入れます。



靴袋は最後に回収されて再利用されるようで、ちょっと潔癖な人には気になるかもw
そして靴を持ちながら中に入ります。
壁・床・天井がすべて鏡と映像で構成された不思議な空間が広がります。
映像はゆっくりと流れ、鏡が反射して空間全体が“ぬるぬる”動いているように見えました。
(名前の由来、ちょっと納得かも…笑)
中央には鏡のような巨大なスクリーンがあり、光と音に包まれながら、AIアバターが語りかけてきます。
自分の名前が呼ばれた瞬間、空気が一気に変わる感じ。
「自分のデジタルな身体がもう一人ここにいる」ような感覚でした。
ウォークスルー体験と
体験を終えると、ガラス越しに他のモードを見られるウォークスルーエリアに出ます。
ここは立ち止まり禁止で、スタッフに促されながら進む形ですが、
一瞬見える“鏡の中の世界”はまるで別次元。
ショップ
最後に靴を履き替えて出口へ。
ショップではnull²ロゴ入りグッズや、落合陽一さんの関連書籍も販売されていました。
スタンプの場所
スタンプ台もありましたが、null²のスタンプはサイズが大きくて押すのがちょっと難しい(笑)
体験して感じたこと・これから行く人へのヒント
- 登録作業(特に声の収録)は時間に余裕を持って!
- 靴を脱ぐので、潔癖な人は気をつけた方がいいかも。
- 前列を確保すると映像がよく見える。
- 自分が“映る”かどうかは完全にランダムっぽい。
- 鏡面建築なので、外観だけでも見る価値あり!
私は最初、「なんだか難しそうなパビリオンだな」と思っていましたが、
実際に体験してみると、自分という存在を映し返す鏡のような体験でした。
映像の美しさと静かな没入感が心に残り、「人間ってデータになっても“自分”でいられるのかな?」と考えさせられます。
まとめ:現実と仮想のあいだで、“わたし”を再発見する体験
null²は、ただの映像展示ではなく、
「自分とは何か」を問いかけてくる、哲学的で美しい体験型パビリオンでした。
派手さよりも“静かな衝撃”を味わいたい人におすすめです。
鏡と光が作り出す世界に包まれて、
あなた自身の“もうひとりの存在”に出会ってみてください。
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