関西万博(大阪・関西万博)における オランダパビリオン(Netherlands Pavilion / オランダ館) は、持続可能性・共創・クリーンエネルギーをテーマに据えた、先進性あふれるパビリオンです。
目次
オランダパビリオンの概要・コンセプト
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内容 | |
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テーマ | Common Ground(コモングラウンド) / A New Dawn(新たな幕開け) |
建築設計・制作 | RAU Architects(オランダ)を中心に、DGMR、Tellart、日本の浅沼組らを含む日蘭コンソーシアム「AND BV」により設計・施工 |
形状・構造 | 長方形構造に、中心には球体(「man-made sun=人工の太陽」)が浮かぶように配置。外壁には流れるような波状のスラット(羽目板)が施されており、水の動きを連想させる意匠。 |
循環型設計 / サステナビリティ | 使用する建材は取り外し可能で、デジタル・マテリアル・パスポート(材料の履歴を記録する仕組み)に登録。これにより材料の再利用や廃棄物削減を想定した設計。 |
建築に込めた意味 | 人々が集い、学び合い、刺激し合う「開かれた空間」とすること。中心の球体は、再生可能な清浄エネルギーと日の出を象徴するものとされている。 |
ここで体験できること
「オーブ(球体)」を持って館内を巡る体験
入場時に“オーブ”(小型の球体あるいは案内デバイスのようなもの)を受け取り、それを持って館内を回る。オーブが来場者の動きや近接性を感知して、インタラクティブな案内や演出が変化するような仕掛けになる設計。
球体内ドームの没入型シアター体験
中心の球体の内部に入り、映像や演出を通じて未来社会、クリーンエネルギー、環境技術などのストーリーを体感する場面が設けられている。
「ウォール/Water Walls」などのインタラクティブ展示
パネル展示があり、来場者の操作やオーブの反応に応じて視覚的変化やストーリー表示が変わる展示。オランダの水との関係・水管理・浮動インフラなど、水をテーマにした技術紹介がなされる。
「Water Basin(ウォーターベイスン)」などの演出
音の周波数を水面の波紋に変換するような演出も計画されていて、音と水の可視化によって共創・調和を象徴する表現になる予定。
技術・イノベーション展示
水素技術、潮力発電、熱交換技術、浮体構造、循環インフラなど、オランダが得意とする先端分野を実際のソリューションとともに紹介。展示を通じて、来場者が触れたり操作できたりするインタラクティブな要素も含まれる。
テイクアウトレストラン/お土産ショップ
展示体験のあと、オランダならではの飲食・グッズコーナーも設置されています。
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